5日、JAグループの関係者が、来年度に向けてコメ生産の安定供給の徹底などを求める要望書を県に提出しました。

5日午後、JA新潟中央会・連合会の伊藤能徳会長などが県庁を訪れ、来年度の県予算に関する要望書を花角知事に手渡しました。要望書には、適正収量確保に向けた生産指導の徹底や、加工用米や米粉用などへの転換を進める支援策を講じることなどが盛り込まれています。

JAの関係者は、現在の米不足について「新米が入れば落ち着く」とした一方、生産者が主食用米を作りすぎることが心配されるとして「来年分の需要に見合う生産になるように対策していかなければばらない」と話しました。

花角知事は、中長期的な需要の動向を見極める必要があるとしたうえで、JAの要望に対し「県の予算に要望が反映できるように検討を進めていきたい」と述べました。