6月29日に弥彦村の弥彦総合文化会館で、工事中に起きた爆発事故で1人が死亡、1人が重傷となりました。この事故をめぐって、村は工事の元請け業者を1カ月の指名停止としました。安全管理の措置が不適切だったとしています。

6月29日、弥彦総合文化会館1階のトイレの床下にある水道管やガス配管のまわりで爆発が発生。当時、作業に当たっていた35歳の男性1人が多発外傷で死亡、また1人が重傷、2人が軽傷を負いました。

弥彦村によりますと、この事故をめぐって警察の捜査の一方で、独自に工事に関わった業者から事故当時の状況や安全対策についてなどの聞き取りを進めていました。

その結果、工事の元請け業者である「河村組弥彦支店」について、「村発注の工事の実施にあたり安全管理の措置が不適切だった」として、9月27日から1カ月間の指名停止としました。一方、当時の安全管理の詳細は、警察の捜査中のため明らかにできないとしています。また、村内の工事関係者に対し、安全管理措置の徹底などを文書で通知したということです。

これまでの警察や消防によりますと、作業員が工具で配管を切断しているときに爆発が起きたとみられていて、ガス漏れなどの可能性を含めて調べが進んでいます。