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2024.08.26高齢者への対応が課題-自衛隊のヘリと船を活用した柏崎刈羽原発で大規模地震想定の訓練【新潟】

高齢者への対応が課題-自衛隊のヘリと船を活用した柏崎刈羽原発で大規模地震想定の訓練【新潟】
自衛隊のヘリと船を活用した訓練
柏崎刈羽原発で地震による事故が起きた時、道路が寸断され避難できないことを想定した訓練がありました。参加した住民は、自衛隊のヘリと船を乗り継いで避難しました。

24日の原子力防災訓練。柏崎刈羽原発で地震による事故が発生し、道路などが寸断され集落が孤立した想定です。県と柏崎市が主催し、市民約40人が参加しました。放射性物質が放出される恐れがある中、原発近くの住民を安全に避難させる手段として自衛隊のヘリコプターを使います。

訓練のポイントは、ヘリと船を組み合わせた避難。住民は、ヘリから海上自衛隊の船に乗り換えて上越市に向かいました。別の会場では、海上保安庁の巡視船を使った避難訓練もありました。
■池川泰介記者
「今、住民役の職員が続々とボートに乗り込んでいきます。このボートはこのあと沖にある巡視船を目指します。」

約5km沖で待機する巡視船に、ボートで移動。波で揺られながらも予定通り30分ほどで到着し、長岡市に向かいました。
■新潟県 森永正幸危機管理監
「実働組織の皆さんと職員で円滑な避難に向けて連携を確認できた。」

訓練を視察した柏崎市の桜井市長は、高齢者への対応を課題にあげました。
■柏崎市 桜井雅浩市長
「高齢者のことを考えると、小さな船から港を出て沖合に停泊している船舶に乗り移るのは現実的ではない。」

県と柏崎市は、参加した住民や専門家の意見を聞いて実際の避難に生かすとしています。
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