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2024.09.03知ってる?『耐震シェルター』能登半島地震から学ぶ命の守り方【新潟】

知ってる?『耐震シェルター』能登半島地震から学ぶ命の守り方【新潟】
室内の一部を強く『耐震シェルター』
巨大地震から命を守るための取り組みです。
2025年1月の能登半島地震では倒壊した住宅の下敷きになり、命を落とすというケースが多く見られました。古い住宅の耐震補強が求められる中、費用を抑えて室内の一部を強くする『耐震シェルター』に注目が集まっています。

■高井芳樹さん「こちらが耐震シェルターになります。」
■庭山陽平記者「完全に自宅の中にシェルターがあるんですね。」
■高井芳樹さん「そうですね。」
■庭山陽平記者「洋室の中にすっぽりとシェルターが収まる形になっています。」

新潟市秋葉区にある高井芳樹さん(72)の住宅。ソファーやテレビなどを置いていた12畳の部屋に8月、耐震シェルターを設置しました。
■高井芳樹さん
「家が潰れても、崩壊に巻き込まれないっていう安心感がある。家の中に1カ所でもこういうところがあると大丈夫かなって。」

2年前の耐震診断では「地震で倒壊の恐れがある」と判定されました。
■高井芳樹さん
「もう建物自体が50年は経っていると思うので、それを耐震補強するとなると新しく建て替えた方が安くできるんじゃないかと。それくらいお金がかかるんじゃないかって。」

決断を後押ししたのは、今年1月の能登半島地震でした。
■高井芳樹さん
「(家を)残す人がいないので、この建物自体にお金をかけるより、むしろ自分の身を守った方がいいということで(シェルターを設置した)。」

6畳の空間に収まる『耐震シェルター』。シングルベッド2台が収まる広さとなっています。地震で住宅が倒壊しても、シェルターの中は安全が守られるといいます。
■まごころ本舗 平田未来さん
「特徴なのは、上の方。建物が倒壊した時に力を受ける材料が木材だと弱いので、鉄骨で組んであることが一番大きな特徴。上からの大きな落下に対しても支えることができる。」

もう1つの魅力はその値段です。
■まごころ本舗 平田未来さん
「耐震シェルターは、6畳用の部屋では大体110~120万円くらいが総額設置費用。そこから(補助金で)50万円ほど引かれるので、60~70万円くらいで済む。」

高井さんも、シェルターの設置と床の補強工事を合わせて費用は70万円ほどでした。
■まごころ本舗 平田未来さん
「本体据え付け、設置は1日で完了する。65歳以上の方は、悩んでいるうちに時間が過ぎてしまう方が多いので、ぜひ製品を知ってもらって設置をご検討いただければ。」

県内では、13の市町村が耐震シェルターの設置にかかる費用に補助金を出しています。
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