学歴差別ともとれる発言を巡る問題で、去就が注目されていた上越市の中川幹太市長は23日朝の会見で続投する意向を表明しました。

■上越市 中川幹太市長
「覚悟と決意をもって、引き続き市長として職責を果たしていきたいという考えを固めたところでございます。」

中川市長は6月、市議会の企業誘致を巡る答弁で「工場では高校卒業程度のレベルの人が働いている」と発言。その後、謝罪したものの、市議会は辞職勧告決議案を可決していました。
中川市長は、決議案を重く受け止めるとしたうえで続投を表明。また自身が市議会に提案していた減給は改めて提案せず、公職を離れたら相当額を寄付するとしました。

一方、会見の前に議会運営委員会が開かれていて、その席で市長から説明がなかったことに市議から反発の声が上がってます。また、22日夜、有志の市民や市議らが集会を開き、リコール運動を行う方針を明らかにしていて混乱が続く恐れがあります。