地域の移動手段として"二次交通の確保"が課題となる中、糸魚川市で観光客向けに電動キックボードを貸し出す実証実験が実施されています。
■池川泰介記者
「糸魚川駅の南口には、このように誰でもレンタルできる電動キックボードが設置されています。」

2024年3月、北陸新幹線が福井県の敦賀駅まで延伸したことをうけ、鉄道で来る観光客の二次交通対策として県が電動キックボードの貸し出しを始めました。最高速度は20km/hで、運転免許は必要なく16歳以上であれば誰でも運転できます。
■池川泰介記者
「とても小回りが利くので、市内の観光名所をスムーズに回ることができますね。」

8月1日の導入以来、東京や関西からの観光客約30人が利用し、反応も上々だといいます。
県内の観光情報を発信する人気インスタグラマーの「新潟ふしぎ」さんが、電動キックボードで糸魚川市内を周遊しました。糸魚川駅の半径2km以内には多くの名所が集中。路線バスの減便が進む中で、自動車よりも小回りが利き手軽に乗れる移動手段として期待されています。
■県交通政策課 深川修司さん
「PRでもっと力を入れて、いろんな観光客に来ていただいて、糸魚川のいろいろなところに行ってもらいたい。」

電動キックボードのレンタルは、専用ホームページからの予約が必要で、料金は2時間1300円からとなっています。