県議会9月定例会は、各会派による代表質問が行われました。花角知事は答弁の中で、今年度約42億円の赤字が見込まれる県立病院について、経営改革に本腰を入れる考えを明言しました。

■自民党 中村康司議員
「持続可能な医療提供体制の構築に向けた道筋について、知事の所見を伺います。」

■花角英世知事
「本県において、地域医療を支えている県病院局と厚生連はともに厳しい経営状況から脱却を目指し、抜本的な経営改革に取り組むとして、改めて医療再編に積極的に臨む方針を表明している。持続可能な医療を提供するためにも、医療需要の変化に対応した各病院の機能、規模の適正化を速やかに実施する必要がある。」

一方、柏崎刈羽原発の再稼働に関する質問には…

■花角英世知事
「福島第一原発事故の3つの検証の取りまとめ、原子力規制委員会の追加検査を踏まえた判断、技術委員会のおける安全対策等の確認、原子力災害発生時の避難の課題への取り組みを材料に議論を続ける。」

従来と同じ答えにとどめ、再稼働の時期や県民の意思を問う手法については明らかにしませんでした。