船に乗務する「船員」を目指す高校生が、実際の船舶を使ったインターンシップに臨みました。実施の背景には、船員の担い手不足があります。

インターンシップは北陸信越運輸局が開催し、県立海洋高校の生徒が参加しました。実際に船長から船の操縦方法などを学びます。
■参加者
「自分で船を動かすので楽しそう、やりがいありそうと思った。」
「人生の選択肢として、内航船の職業もいいなと思った。」

北陸信越運輸局によりますと、県内の船舶事業者は50代以上の船員が45%を占めていて、担い手不足が心配されています。
■佐渡汽船ジェットフォイル 中林秀安船長
「(若い人は)固定概念を変えられたりとか、新しい風をふきこんでくれたりすることもある。やっぱり若い人たちの力を期待している。」
■北陸信越運輸局 大津賢治船員労政課長
「3週間船に乗ってそのあと1週間休みとか、3カ月乗って1カ月休みとか、そういったパターンが多いので、若い人には(給料・休日など)安定した職業だということをおすすめしたい。」

インターンシップは21日まで開かれ、カーフェリーの舵取りなども体験する予定です。