残暑の中、燕市では南国のフルーツが収穫を迎えています。燕市の男性が栽培しているのは〝バナナ〟です。

田園風景が広がる燕市の佐渡山。ジャングル…とまでは行きませんが、雪国・新潟ではめったにお目にかかれないバナナ栽培の現場。ハスの販売業を営む加藤正人さんが手がけています。
■加藤正人さん
「バナナです。(Q.どれくらいなっている？)この1つに50本くらいですかね。」

2020年から知り合いの勧めで、バナナの栽培を始めた加藤さん。ビニールハウスの中で様々な品種を植えた結果、暖房をほとんど利用せず20種類が冬を越しました。
■加藤正人さん
「そんなバナナですね・・・。食べたら販売されているバナナよりは小さいが、おいしかったんですよ。」

この春からは、田んぼの土を使いハウスの外でも栽培を開始。水や肥料をほとんど与えなくても、十分な実が付きました。バナナは何年も植えていると気候に順応する性質があることから、寒さに強いバナナができたのではと考えています。
■加藤正人さん
「田んぼの中で冬を越えてくれるというのが1つのハードルで、そこが越えられれば、ここに全部バナナを植えていいと思っています。」

コメどころ新潟発のバナナ栽培。夢が膨らみます。