コメ不足が解消されつつある一方で、依然、コメが足りない状況が続いているのが〝子ども食堂〟です。経済的に困窮する家庭に配るコメがなく、さらなる寄付を呼びかけています。

新潟市東区のOHANA食堂。NPOが運営し、毎週水曜日に弁当を提供しています。この日は80人前の弁当を作るため、5台の炊飯器を使って40合炊きました。コメや野菜などの食材は、ほとんど個人や会社からの寄付で賄っています。

■板倉未来さん
「（Q.足りないと感じるのは？）コメ・野菜・肉を、食べ盛りの子どもたちに食べさせてあげたい。」

1回で10kg使用するコメ、さらに経済的に困窮する家庭には直接コメを届ける取り組みも行っています。

■板倉未来さん
「3合とか1回に炊ける量を配るというのをしていて、それが50世帯分とか届けるとすぐ無くなる。」

板倉さんによると、今年に入ってからコメの寄付が減っていて、弁当分のコメは何とか確保できているものの配るコメがないと言います。

■板倉未来さん
「ひとり親で、4～5人の子どもがいるとすぐ無くなる。そういう家庭には、食堂のコメを10kg・30kg渡していたが、今そういうことはできない。」

子ども食堂を定期的に利用している母親はー
■母親
「ご飯作るのが大変なときは助かっている。物価があがっているので、パンや食材を頂けるとすごく助かる。」

OHANA食堂では、コメや野菜・肉などのさらなる寄付を呼びかけています。
■板倉未来さん
「お母さんと子どもたちが笑顔になる一食を届けたい。」

OHANA食堂では、毎週水曜日に東区役所調理室で弁当を提供しています。事前に予約が必要で、OHANA食堂まで連絡してほしいと話しています。

●OHANA食堂（ひとり親・子ども無料）
毎週水曜日に東区プラザ調理室で提供
事前予約：090-4430-2670