県内各地で新米の収穫が進んでいます。コメのトップブランド“魚沼産コシヒカリ”の産地・十日町市でも、稲刈りがピークを迎えています。1等米比率は、例年並みを見込んでいますが、去年の減収分を補おうとコメ農家が新たな取り組みを始めました。

コメの収穫シーズン真っ盛りの県内。十日町市にある花水農産の田んぼでも、魚沼産コシヒカリの稲刈りがピークを迎えています。
■花水水産 宮内賢一会長
「今年はおかげさまで最初に収穫したコメは1等米になってよかったが、見ての通り倒伏がすごいので稲刈りに時間がかかっている。品質はいいので気が楽。」

宮内さんによると、今年は8月下旬の大雨で一部のイネが倒れてしまったものの、出来は上々。1等米比率は例年並みの8割程度を見込み、卸売り価格も60kg当たりで去年より3000円ほど上がる見込みです。しかし、去年は記録的な猛暑の影響でコメの品質が低下し、収入も大きく落ち込んだといいます。
■花水水産 宮内賢一会長
「去年は、さんざんな目に遭った。うちなんて2等や3等ばかりだった。1等より規格外の方が多かったから大変だった。」

そこで、宮内さんは去年の減収分を補おうと、農家仲間とともに十日町市内に農産物直売所をオープンすることになりました。コメをはじめとした新鮮な農産物を販売する予定で、13日は店のスタッフが販売するコメの搬入に追われていました。
■花水水産 宮内賢一会長
「期待しているお客さんにたくさん来ていただいて、魚沼産コシヒカリを買って頂ければありがたい。」

直売所は、15日オープンする予定です。