全国的にコメ不足と言われる中、県内は新米の季節を迎えつつあります。魚沼産コシヒカリを販売する南魚沼市の生産法人の状況を取材しました。

南魚沼市の『庄治郎商会』。魚沼産コシヒカリを様々な取引先に販売していますが、今その倉庫は…
■原澤太一社長
「こちらになりますね。30kgの袋が800袋くらい入る倉庫なんですけど、いつもは(この時期で)100から200袋は残っているが、今は全くない状況です。」

8月中旬から急激に注文が増え、出荷が例年より3割ほど増えたと言います。
■原澤太一社長
「いわゆる米不足で、お米を確保しなきゃいけないというお客様からの注文が多かった。」

庄治郎商会は約20haの田んぼで、例年100tほど収穫しています。在庫がなくなり、取引先には新米を待つように伝えています。
その気になる稲の生育状況は…
■原澤太一社長
「去年は夜の気温が下がらずに、一日を通して熱い日が連続で続いた。今年は、夜は涼しかったり雨も適度に降ったので、今の所順調です。」

すでに新米の予約も増えていると言います。
■原澤太一社長
「（Q.出荷が始まれば米不足は解消される？）去年は高温による品質の低下が流通が少なくなった要因にもなっている。今年は全体的に品質は高いと思うので、お米の収穫量も多いと思う。」

庄治郎商会では、一部の田んぼで早めに田植えをしたため収穫も早く、9月1日に収穫を始める予定です。