帰省中や帰省する学生を対象とした企業見学ツアーが開催されました。人材獲得のきっかけにと、ツアー参加者の帰省の費用を企業が負担するという企画です。

19日午前のJR燕三条駅。集まったのは、「帰省0円バスツアー」に参加する学生たちです。新潟大学の学生が企画しました。
■新潟大学経済科学部3年 泉田和奏さん
「授業の一環で、三条市の若者の人口流出を何とか止めるためにどうしたらよいかと考えたときに、製造業って知られていないことが多いと思うので、このツアーを通して企業を知るきっかけになってくれればと。」

訪れたのは、ペンチやニッパなどの作業工具を製造する三条市の企業です。学生にとっては大きい帰省の費用...そこで企業に協賛を依頼。帰省の費用を負担してもらう代わりに、企業見学に訪れるというツアーです。
■スリーピークス技研 小山公一社長
「最近だと新卒募集に対する応募が少ないというのもあるし、まずどういうものかを知ってもらわないと、こちら側がPRしても届かないと思うので。」

学生は、ものづくりの現場を体感。「帰省」を地元企業を知る機会につなげます。
■宮城出身
「三条市から東京までの帰省費が出るから、そのまま帰っちゃおうという人だったらすごく軽く参加できるんじゃないかと思う。」
■神奈川から帰省・燕市出身
「こうやってモノづくりって守られていっているんだなっていうのが、生で体感できて良かった。」

ツアーは、23日にも実施されます。