6月29日に柏崎市で屋外で倒れていた70代の女性が死亡し、検死の結果、熱中症によるものと判明しました。県内で今季初の熱中症による死者で、県は改めて警戒を呼び掛けています。

県によりますと、6月29日に柏崎市の空き地で倒れていた70代の女性を通りかかった人が発見。消防が駆けつけましたが、その場で死亡が確認されました。その後の検死の結果、死因は熱中症と判明。県内で今季初の熱中症による死者となりました。この日の柏崎市の最高気温は27.2℃。また、湿度は86%と高い状態でした。

これを受けて県は、改めて市町村や消防に対し、市民への熱中症対策の呼びかけを依頼しました。防止のため、適度なエアコンや扇風機の使用、こまめな水分補給、熱中症警戒アラートが発令された際には外出を控えること、また、熱中症が疑われた時には、涼しい場所へ避難し水やスポーツドリンクを飲むこと、自力で水分補給ができない場合は無理せずに救急車を呼ぶよう呼びかけています。

県のまとめでは去年、熱中症で救急搬送され亡くなった人は7人です。一方、救急搬送されず亡くなった人もいます。