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2024.10.04コシヒカリの1等米比率86.5%:品質は改善も収量が減少傾向に 原因は…【新潟】

コシヒカリの1等米比率86.5%:品質は改善も収量が減少傾向に 原因は…【新潟】
品質は改善も収量が減少傾向
コシヒカリの品質検査がピークを迎えています。去年は猛暑の影響で過去最低水準だったコシヒカリの一等米比率も、9月24日時点で86.5%となっています。一方で、収量が例年よりも落ちているということで、農家からは不安な声が聞かれています。

十日町市にある花水農産の田んぼ。魚沼産コシヒカリの稲刈りも7割近くが終わり、品質も上々のようです。
■花水農産 宮内賢一さん
「うちは9割以上が一等米です。本当に一安心というか、ほっとしますよね。」

一方で気になるのが、コメの収量です。花水農産では、粒の小さい"くず米"が例年よりも多く、収量が1割近く減る見込みです。
■花水農産 宮内賢一さん
「こうすると分かるんだけどさ、良いコメがいっぱい入ってるじゃないですか。透き通っているし、これがもう少し身が入ってくれば成粒の方に入ったんですよ。」

売り物にならない"くず米"は、例年の3倍ほどになっています。去年の不作や地震や台風による買いだめなどの影響で、この夏一時コメが不足しましたが、心配されるのは来年以降への影響です。
■花水農産 宮内賢一さん
「またコメが足らなくなるんじゃないか。我々のところは間違いなく足りない。」


JAえちご中越管内では、県産コシヒカリの品質検査がピークを迎えています。
■検査員
「この米は、とりあえず1等になります。」

コシヒカリの1等米比率は、去年は0.9%でしたが、今年は2日までで86.1%とほぼ平年並みとなっています。高温の日が去年より少なかったことや、生産者が去年の品質低下を教訓に努力をしたことなどが要因とみられています。

一方で管内の収量は、平均で10a当たり420kgと例年と比べ60kgほど少なくなっているということです。
■JAえちご中越 副営農センター長 神林孝之さん
「夏の日照が少なかった影響や、8月後半の大雨で一部倒伏をしたほ場があり、そういった影響で数量が上がらなかった。」

県農産園芸課によると、県産コシヒカリの1等米比率は先月24日時点で86.5%ですが、倒伏や収穫の遅れなどで今後影響が出るのではないかと話しています。
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