県内に住む70代の女性が、6600万円をだまし取られる特殊詐欺の被害が判明しました。

警察によりますと、最初、5月に女性の自宅の固定電話に通信事業者の職員を名乗る男から「あなたの電話が使えなくなる」と電話があったといいます。さらに、警視庁の警察官や検事を名乗る男から「詐欺グループがあなたの口座で大金を動かしている。捜査のために口座をすべて教えて」などと電話があり、女性は言われるままに口座の情報を教えてしまいました。

その後も、警察官を名乗る男からの電話で「口座の残高が多すぎるので他の口座に分けて」などと指示され、指定された口座に振り込みました。7月下旬になって、女性が口座から金を引き出そうとしたところ残高がなくなっていて、金融機関や警察に相談し、詐欺と発覚したということです。

警察は、不審な電話には個人情報を伝えないことや、家族や警察に相談することを呼び掛けています。