燕市の創業60年余りの自動車整備会社が自己破産の準備を進めていることがわかりました。他社との競争や、人口減少、販売していた車の大手メーカーの認証不正が影響しているとみられています。

民間の調査会社「帝国データバンク新潟支店」によりますと、燕市の「星商会」は自動車整備会社として1953年に創業。車検や、新車・中古車の販売も手掛け、地元住民や企業を得意先としていました。本店のほか、長岡市・柏崎市にも営業所を展開し、1998年9月期には売上高は約4億円を計上していました。

しかし、地域の人口が減少する中、カー用品店やガソリンスタンドなども自動車整備に参入し競争が加速。売り上げが低迷していました。最近では、販売していた車の大手メーカーの認証不正が発覚。出荷停止となり販売も低迷していました。さらに会社代表の体調不良もあり、事業継続を断念したということです。
負債総額は、約2億5千万円とみられています。