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2024.09.24【特集|長岡市長選】現職と新人の一騎打ち、各候補の主張に注目:29日告示、10月6日投開票【新潟】

【特集|長岡市長選】現職と新人の一騎打ち、各候補の主張に注目:29日告示、10月6日投開票【新潟】
現職と新人の一騎打ち
任期満了に伴う長岡市長選挙の告示が、29日(日)に迫っています。これまでに現職と新人の2人が立候補を表明。一騎打ちとなる公算が高まっています。それぞれの立候補予定者が、何を訴えどう戦うのかを取材しました。

■現職・磯田達伸氏
「長岡の明るい未来の礎を全力で作っていきたいという決意のもと、本日ここに次期市長選への立候補を表明させていただきます。」

6月の長岡市議会定例会で出馬表明したのは、現職の磯田達伸さん(72)です。長岡市出身で副市長だった2016年、市長選に立候補し初当選。2期8年を務め、3期目を目指します。
産業振興や市民の生活環境の向上、教育・子育て環境の整備などを政策課題に掲げています。

■現職・磯田達伸氏
「新しい企業が長岡に参入し、新しいマーケットを獲得し、そこに若者や女性の働く輪が生まれてくる・・・そういった政策を加速させていきたい。」

10日の市政報告会には約750人が参加。34人いる長岡市議のうち21人が出席したほか、地元選出の県議や国会議員がほぼ顔をそろえました。また、後援会には長岡を代表する企業の経営者が名を連ねています。

■現職・磯田達伸氏
「8年間何とか皆さんの力をお借りし、新しい政策をいろいろと展開してきた。これから取り組むべき課題は、長岡を選ばれる街にしていく一択。」

組織力が強みの磯田さんですが、無所属での立候補で政党の推薦も受けない予定です。

■現職・磯田達伸氏
「私は『市民党』。党派的や業界の偏りで動くつもりはないし、広く市民のみなさんで支援していただける方については、ありがたく一緒に長岡のために頑張っていきたい。」

17日は長年親交のある市議の市政報告会に参加。2期8年の成果を強調しました。

■現職・磯田達伸氏
「あらゆる手段を使いながら、国の補助金を引っ張りながら、いろんな事業をやらせてもらって財政再建はできた。」
■長岡市 五井文雄市議
「確実に輪は広がっている。市長の誠実さや裏切らないこと、頑張ることを理解していただきたい。」

再稼働の議論に揺れる柏崎刈羽原発。長岡市は、原発からおおむね半径30km圏内に含まれています。磯田さんは「住民の不安が解消されない限り、再稼働の判断をすべきではない」と主張し、実効性のある避難計画を求めています。

■現職・磯田達伸氏
「客観的にこういうリスクがあるから、こういう方にこういうふうに(避難を)してもらう(と決める)。そうしないと、実効性のある避難にはならないし、市民も安心して避難できるという実感が持てない。」


朝の街角に立っていたのは新人の高橋宏幸さん(55)です。

■新人・高橋宏幸氏
「手振りをしていて『見ましたよ』という人が多く来るので、皆さんの応援もかねて一生懸命頑張りたい。」

長岡市出身の高橋さんは、市内のコンサルティング会社の代表で財務省や国税庁に務めてきた元キャリア官僚です。地元の同級生を中心に、草の根活動を展開しています。

■同級生
「かわいい笑顔の裏には燃える情熱と闘魂があるので応援したい。」
■新人・高橋宏幸氏
「24時間働いても大丈夫だし、今日もあまり寝てないが、ぜひ皆さんのお役に立てるように働く。」

若さを売りに市内各地を回る高橋さん。経済の活性化や人口流出の停止、合併前の旧市町村地域の振興などの政策を訴えています。

■新人・高橋宏幸氏
「旧長岡市の制度が旧市町村エリアに適用されていたり、光が当たっていない地域が出てきている。それぞれの地域は魅力的な伝統文化・誇りを持っているので、より輝かせることで大きくなった長岡市がより輝いていくのではないか。」

高橋さんは、8日に後援会の総会を開き、約260人の支援者に政策を訴えました。
■新人・高橋宏幸氏
「(長岡の)昔の華やかさや元気、輝きが薄れてきている。誰かが変えてこの停滞感、元気のなさを止めて変えていかなければいけない。」

支援する5人の市議も出席したほか、この人の姿も・・・前市長の森民夫さん。磯田さんが副市長だった時の市長ですが、今回は高橋さんの支援に回っています。

■前市長・森民夫さん
「55歳ということで、しっかり長岡を支えていただけるのではないか。世代交代していかないと停滞する。」

原発の再稼働については「住民の安全安心が守られない限り再稼働をすべきではない」と主張。国や東京電力に対しても、積極的に動く構えです。

■新人・高橋宏幸氏
「国や東京電力に長岡市民の意見を直接伝えたり、両者の声を市民に説明したりして、市民の命を守っていくということをやっていきたい。」

課題は、知名度の向上。
16日に訪れた市内の祭りでは、来場者と握手を繰り返し市民への浸透を図りました。

■新人・高橋宏幸氏
「できるだけ多くの方々に会って話をして、判断していただきたい。」

果たして、有権者の選択は・・・。
長岡市長選は29日告示。10月6日の投開票を予定しています。
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