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2024.09.12【特集|古民家再生】商店街ににぎわいを:建築デザイナーが手掛けた再生古民家【新潟・十日町市】

【特集|古民家再生】商店街ににぎわいを:建築デザイナーが手掛けた再生古民家【新潟・十日町市】
商店街ににぎわいを
十日町市松代地域を拠点に活動する建築デザイナー・カールベンクスさんが手掛けた再生古民家が、新たに完成しました。場所は商店街で、移住者を増やし、地域のにぎわいを取り戻そうと企画しています。

先月、ドイツのサムライミュージアムで披露された能。この能舞台の設置を手掛けたのが、十日町市松代を拠点に活動するドイツ人の建築デザイナー・カールベンクスさんです。職人とともに現地に行き、仕上げました。

カールさんは、日本の昔ながらの建築技術に魅了され、十日町市松代地区を拠点に古民家の再生を手掛けています。ドイツからの依頼も、その活動を広く知られてのものでした。カールさんが手掛ける再生古民家はファンが多く、全国から依頼が寄せられています。

このほど完成した新たな再生古民家。エントランスには、大きな一枚板が。
■再生古民家デザイナー カールベンクスさん
「テーブルだったんです、栃の木ですね。」

この古民家があるのは、十日町市松代地域の『ほくほく通り商店街』。

■再生古民家デザイナー カールベンクスさん
「天井も屋根板が張ってあった、それを吹き抜けにした。なるべく見せるようにしたい、昔作った大工さんの作品を。」

間取りを広く取り、古民家ならではの太い柱や梁を生かしたデザインで再生しました。
かつては和菓子屋。築約100年。長らく空き家になっていましたが、持ち主から活用してほしいという相談があり、買い取りました。
■再生古民家デザイナー カールベンクスさん
「(持ち主の)柳さんのばあちゃんもすごく喜んでいた。壊さないで自分の実家だから壊すのは悲しい。この時代に建てた建物は、だいたいいい戦争の前造りも似ている。間違いなく、いい建物だと思っていた。」

カールさんは、十日町市松代の竹所地区に住んでいて、集落にあった古民家も再生しました。すると、そこに住みたいという移住者が急増。過疎にあえいでいた竹所は〝奇跡の集落〟と呼ばれるようになりました。カールさんは、同じように商店街でも空き家を再生し、にぎわいを取り戻したいと考えています。完成した再生古民家は、延べ床面積が245㎡。販売価格は、オプションなども含めて6200万円あまりです。こだわっているのは、ここで暮らしてもらうこと、人が増えることです。

■再生古民家デザイナー カールベンクスさん
「一番大事なのは別荘だけじゃなく、住んでほしい建物が大きいから商売でも貸してもいい。」

今、近くにあるもう1軒の再生も進めていて、完成まで1年ほどと見ています。再生古民家から生まれるにぎわいが期待されています。
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