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2024.09.04【気象予報士が解説】5日も厳しい残暑に:「熱帯低気圧」と「温帯低気圧」の違いとは?【新潟】

【気象予報士が解説】5日も厳しい残暑に:「熱帯低気圧」と「温帯低気圧」の違いとは?【新潟】
「熱帯低気圧」と「温帯低気圧」の違いとは?
4日は、晴天に恵まれ広い範囲で真夏日となりましたが、まだ台風シーズンの真っ只中です。4日正午の衛星画像を見ると、台風11号の雲の渦がフィリピン付近にあり、その他にも日本の南には熱帯低気圧や熱帯低気圧になりそうな雲の塊があります。台風シーズンは、この【熱帯低気圧】や【温帯低気圧】という言葉が天気予報でよく使われますが、その違いをお伝えします。

いづれも大雨をもたらす可能性はあるため、今回は〝風の吹き方〟に着目してみていきます。
まず【台風】と【熱帯低気圧】は、同じ種類の低気圧で違うのは"勢力"だけです。台風の勢力が弱まって風が弱まると【熱帯低気圧】に変わり、反対に発達して風が強まると【台風】になります。つまり、風の強さで呼び方が変わります。
一方の【温帯低気圧】は、この2つとは構造が違います。熱帯低気圧と台風が暖かい空気で出来ているのに対して、台風に寒気が取り込まれて暖気とぶつかることで【温帯低気圧】になります。つまり、構造が変わるだけで勢力が弱くなるわけではないので、台風だった時よりも暴風が吹くこともあります。
台風ではなくなっても、災害をもたらしたり危険な場合があるということを覚えておいて下さい。

さて、5日の県内も広い範囲で晴れる見込みです。午前9時の予想天気図では、日本付近は緩やかに高気圧に覆われるため県内は晴れる時間が長くなるでしょう。ただ、大陸の低気圧に向かって南風が吹くので、次第に湿った空気が流れこみ、一部でにわか雨がありそうです。雨の範囲は狭く、降り方も強くない見込みですが、空模様の変化にご注意ください。
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