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2024.08.28【台風10号接近】新米・果物への影響は-防風対策急ぐ農家たち【新潟】

【台風10号接近】新米・果物への影響は-防風対策急ぐ農家たち【新潟】
防風対策急ぐ農家たち
台風10号は、非常に強い勢力で九州地方に接近してますが、その動きは非常に遅く、県内に最接近するのは9月2日の見通しです。コメ不足と言われる中、収穫を迎える新米への影響が懸念されていて、JAは農家に対応を呼びかけています。

新潟市南区の白根グレープガーデンでは、対策としてすでに防風網を張り終えていました。
■白根グレープガーデン 笠原誠主任
「ここでいったん風が弱まって、中のブドウに強い風が当たらないように防いでくれる。」

過去には台風による被害を受けたこともありますが、防風網を張ったのは5、6年ぶりだといいます。9月には巨峰の収穫を迎えるため、今が一番重要な時期です。
■白根グレープガーデン 笠原誠主任
「強い勢力ということも知っているので、自分たちで可能な限り対策をして、できるだけ被害が出ないようにと思うばかりです。」

新潟地方気象台によりますと、台風10号は30日には九州に上陸する可能性が高く、その後ゆっくりと日本列島を縦断し、県内に最も接近するのは9月2日の見通しです。ただし、その前の31日頃から、警報級の大雨となる恐れがあります。


その影響が懸念されるのが、収穫を迎えている新米です。
新潟市西蒲区のJA新潟かがやきの倉庫では、28日から早生品種の"ゆきん子舞"や酒米の"五百万石"など約70tの品質検査が始まりました。去年の教訓から暑さ対策を徹底。28日の検査では、100%一等米となりました。さらに、コメ不足と言われる中、十分な収量も見込まれています。
■JA新潟かがやき経営管理委員 遠藤一雄副会長
「店頭には新潟のお米が出荷されることによって、十分な量が並ぶように準備できるようになると思うので安心していただきたい。」

一方、これから接近してくる台風10号。こしいぶきの検査は来週、コシヒカリは9月10日ごろと、台風10号が去ってから始まる予定です。
■岩室アグリセンター 佐々木敏春センター長
「台風がどういう向きになるかが心配です。生産者さんの方もやることをやられると思います。」

JAは、早稲品種は稲刈りを早めたり、台風のフェーン現象による高温対策として田んぼに水をはるよう呼びかけています。
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