南魚沼市では、今年の新米の生育状況などについて、JAが卸売業者らと情報を共有する『魚沼米懇談会』が開かれました。

去年の不作や、地震や台風による買いだめの影響で全国的に米不足が続いていますが、今年の魚沼コシヒカリは平年並みの収量・品質が見込まれるということです。
■JAみなみ魚沼 井口啓一組合長
「収量は、新潟県で平年並みということで発表されておりますけれども、当地域ではもう少し良くなるんではないかと私的には感じているところでございますので、早めに出荷をして皆さんに食べていただきたい。」

平均気温は去年並みの猛暑だったものの、降水量が多く日照時間が短めだったことで、稲の消耗が少なく済んだということです。資材の高騰などにより価格は今後も上昇が見込まれますが、卸売業者からは「生産者のためにもこの価格を維持していくことが重要。」といった声が上がりました。
■JAみなみ魚沼 井口啓一組合長
「9月の中旬以降、新米が大量に出回るわけですけれども、むしろ10月のどこかで(需要が)ジェットコースターみたいに落ちなければいいが、というのが正直な気持ち。我々はこの価格を来年も再来年も、安定的に安定飛行していくことを希望しているのでよろしくお願いします。」

魚沼米は、20日の初出荷を見込んでいます。