佐渡市の大佐渡地区にトキ放鳥のための仮設ケージが完成しました。本州での放鳥も見据えた訓練になります。

大佐渡地区の標高120mにある棚田に設置された仮設ケージ。幅17.4m・高さ3mで監視カメラや電気柵など天敵対策もとられています。

5日、野生復帰ステーションから移されたトキはオスの7羽。環境に慣れさせ、22日にトキが自ら出ていくソフトリリース方式で放鳥されます。

■環境省 篠﨑さえか首席自然保護官
「この仮設ケージで2週間、トキを飼育することでこの場所に馴染んで、放鳥された後もこの場所に留まるのではないかと期待している。」

トキが島の中央部に集中していることから分散させる狙いで、さらに今後の本州での放鳥に向けて対応を検証します。