コメが宇宙を旅する壮大な企画です。県産ブランド米「新之助」の種にあたる種もみを、ロケットで宇宙に送る計画が始まりました。
■東本町小学校5年・担任教諭
「こんにちは。今日はこれから『KomeTane宇宙Project』の第二弾になるかな。」

上越市立東本町小学校で開かれた特別な授業、題して『KomeTane宇宙Project』。市内の建設会社と東京の宇宙関連企業、そして東本町小学校が共同でコメの種もみを宇宙へ飛ばそうという取り組みです。
去年は、県産コシヒカリの種もみ100粒をISS・国際宇宙ステーションで1カ月保管。宇宙を旅した種もみは、地球に戻って学校田に植えられ児童が育てています。

2回目の今年は、あのブランド米「新之助」が宇宙飛行士ならぬ〝宇宙飛行米〟に選ばれ、12月にも種もみが打ち上げられます。11日は、5年生の児童が専門家から打ち上げのプロセスやISSについて授業を受けました。

■児童
「宇宙ってすごいと思った。お米のことをちゃんと調べて学習したい。」
「宇宙飛行士が驚く美味しいコメを作りたい。」

■田中産業 田中朗之常務
「(新之助は)県を代表する新しい品種で、大事に我々も普段から育てている。これを宇宙に打ち上げて、子どもたちと一緒に育てていきたい。」

児童は今後、宇宙に向かう新之助の愛称などを考えます。