長岡市の男性(60代)から保険加入金の名目で300万円をだまし取った特殊詐欺疑いで、三重県の男が逮捕されました。犯行グループのリクルーターとみられています。また、被害に遭った男性は、これまでに約2400万円をだまし取られたことがわかっています。

警察の調べによりますと、三重県津市河芸町の運送業の男(26)は、3月上旬ごろ何者らかと共謀し、長岡市の男性(60代)に「携帯電話からウイルスが拡散され、被害が出た」とウソを言い、保険加入金として現金300万円を宅配便で送らせ、だまし取った疑いがもたれています。
現金を受け取った受け子とみられる男が4月中旬に逮捕され、その捜査の過程で男の存在が判明し、逮捕に至りました。受け子として逮捕された男とは知人関係にあり、リクルーターとみられています。

また、被害に遭った男性は、これまでに示談金の名目で電子マネー110万円や現金など計2400万円をだまし取られていたということです。警察は、男の認否を明らかにしておらず、犯行グループには他にも受け子がいて、余罪があるとみて調べを進めています。