20日に燕市で発生した弥彦村の自動運転バスが縁石に乗り上げた事故をめぐって、事故直前に自動運転機能が解除されていたことが分かりました。オペレーターのミスかシステムトラブルの可能性があるとみられています。

この事故は、8月20に燕市吉田文京町の市道で、弥彦村の自動運転バスが時速20km/hほどで走行中に縁石に乗り上げたものです。当時の乗客6人にケガはありませんでした。

弥彦村によりますと、コンピューターの記録から事故の4秒前に「自動運転モード」から、どのギアにも繋がらない「ニュートラル」に切り替わっていたことがわかったということです。
モードの切り替えは、バスの停車中に障害物を避ける場合などに、乗車しているオペレーターがタブレット端末で行うことになっています。一方、当時乗車していたオペレーターは「切り替えた認識はなかった」と話しているといいます。
村は、誤ってオペレーターが端末に触れたか、システム上に不具合が生じた可能性があるとしています。

現在、弥彦村の自動運転バスは運行をすべて休止しています。村の担当者は「事故原因を特定し、安全性を確認していきたい」と述べています。