燕市の町工場では女性の職人が増えつつあります。
今回は、2カ所の町工場をピックアップ。
どのような仕事をしているのか取材してきました。
包丁の製造工場「藤次郎」。
ショールームには800種類の包丁がズラリ。
作業場へ行くと…職人の約4割が女性!
ロボットを操縦して包丁を溶接、刃の研磨など、幅広いパートで女性が活躍していました。
検品の時は、見過ごしやすい小さな傷を発見するなど、
男性職人をフォローすることもあるそうです。
オープンファクトリーになっていて、見学が自由。
南魚沼市から来た女子高校生たちは、女性職人の仕事を熱心に見ていました。
「藤次郎オープンファクトリー」燕市吉田東栄町9-5
問:0256-93-4195
営:午前10時~午後5時(ナイフギャラリーのみ午後6時)
休:日曜
同じく燕市の「栄工業」は有害鳥獣の捕獲器を作っている町工場。
ネズミやタヌキ、サル、イノシシなど動物に合わせて様々な大きさが。
職人のなんと7割が女性!
重さ100キロのクマの捕獲器を組み立てていました。
動物の捕獲器は少しでも欠陥あがあると人の命にかかわるため、
溶接も繊細な作業だそうです。
女性の大半はお母さん。
家事の計画性をいかすなど、お母さんらしい仕事の取り組み方も。
お昼休憩は、全員集合。
クジを引いてランチの席を決めるという楽しいルールもありました。
社長の山村則子さんは、
「子育てや介護などの事情を抱えた女性は就職に不利になることも多いため、
できるだけ力になりたい」という思いで女性を多く採用しているそうです。
「栄工業」 燕市山王渕1183
営:午前8時30分~午後5時30分
問:0256-46-0484