ここに注目!~みどころ解説~

2011年8月アーカイブ

大会総評 ~小林秀夫~

総評

今年の大会は第一シードの日本文理高校の2年ぶり6回目の優勝で幕を閉じた。大会前の予想では選抜にも出た日本文理高校の力が抜きんでているように思われたが、全体的に接戦・逆転勝ちが多くあり、見ている人には面白い白熱したゲームが展開された。


今大会ベスト8に残った8校はシード校4校ノーシード4校であった。残念だったのは北越、佐渡、長岡大手、十日町のシード校が残れなかったことだろう。北越を破った白根、佐渡を逆転サヨナラでくだした新潟明訓、長岡大手を接戦で破った。県央工業、十日町をコールドでくだした村上桜ヶ丘、この4校は戦前から実力が伯仲していた。


特に創部初のベスト4に勝ち上がった部員14名の白根高校は準々決勝でも五泉高校に2-0と完封した試合は見事であった。部員不足に悩む高校にも勇気と希望を与えることができたのではないか。


今大会を通じて新潟県の高校野球のレベルは確実に上がってきてるように見えた。どの高校も日本文理、新潟明訓を倒さなければ甲子園に行けないと明確な目標ができたからに他ならない。


準々決勝で日本文理を最後まで追い詰めた村上桜ヶ丘・準決勝で惜しくも負けた中越あと一歩はこれからの新チームの課題である。

決勝戦で負けた新潟明訓は惜しくも敗れたが、改めて2年連続のむずかしさを見た。ただノーシードから本当に短期間に素晴らしいチームつくった佐藤監督に敬意を表したい。

代表校への期待
 日本文理。6回目の出場おめでとうございます。全国制覇を目指して県大会は通過点と大井監督は選手に言い聞かせていることかすごいことだと思う。


今年は波多野、田村の2枚看板に湯本、高橋ら強力な打撃陣に切れ目がない。一昨年の準優勝を意識しないで、とにかく目の前の試合に集中していいゲームをしてもらいたい。最高の仲間と最後まで信じて諦めないで「甲子園」で大暴れしてきてもらいたい。


(新潟商業高校野球部元監督 小林秀夫)

大会総評 ~柴山 勲~

(総評)

大会前は、日本文理が打っ千切りの強さで優勝かと思っていたが、4回戦以降、先手を取られたところから、後半逆転するという試合の連続であった。リードされても焦らず後半に引っ繰り返すことができるのは、本当に力があると言える。

 

ノーシードからの新潟明訓は、さすがと言える。春の大会を見た限り、今年は厳しいと思っていたが、夏の大会を逆算したチーム作り、ピーキングなどでの準優勝は大したものである。

 

決勝進出の2校も楽勝の試合はあまりなく、厳しい試合が続いた。県高校野球を引っ張っている2校に対し、他の高校が策を講じている結果だと思うし、これが県高校野球の底上げになると思う。

 

(代表校への期待)

投手力が問題であると思っていたが、決勝戦を見る限り、波多野・田村両投手ともに上り調子のように見えた。2人で1試合をということなら、大量失点はないものと思うので、十分やってくれるのではないか。

打撃は1人1人の力はかなり高いものを持っており、一昨年に近いところまで来ていると思う。全国大会では一昨年のように繋ぐ打撃を意識してくれれば、得点力もアップし、十分戦えると思う。

 

今大会、後半に接戦が多かったことは、全国大会を考えると、チームにとっても、選手の意識の点でも、良かったと言えるのではないか。

 

抽選の結果を見ないと言えないが、初戦をうまく滑り出せば、相手校も日本文理という名前を意識せずにはいられなくなり、好勝負が期待される。そして、勝ち進むことも可能となる。

 

(新潟県高等学校野球連盟元理事長 柴山勲)

2012年3月

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