地域活性図る新ブランドトマト
チカポン「秋になると温泉が恋しくなりますよね。でも私はあなたが恋しいです」
チカポン「お湯だけに、I love 湯♡」
阿賀野市のシンボル、五頭山。
その麓の五頭温泉郷は県内有数の名湯として知られています。
県内30市町村をめぐる、「チカポンの探県日和」。
今回は阿賀野市を訪ねました。
伺ったのは、阿賀野市村杉の「うららの森農園」。
チカポン「お邪魔します。うわー!」
チカポン「右も左も全部トマトだ!」
チカポン「あらー、かわいいトマトちゃん。良い色ですね。めっちゃいいにおいがする」
生産者とご対面です。
チカポン「チカコホンマと申します」
酒井宏明さん(阿賀野市 農林課)「阿賀野市の酒井です」
チカポン「え、阿賀野市の酒井さん?」
そう、生産に携わるのは、酒井さんを含めた2人の阿賀野市職員なんです。
チカポン「なんで市役所の方が?」
酒井さん「阿賀野市の農家のほとんどがコメ農家。コメの値段が上下動している中で今後、施設園芸を取り入れてもらうことによって農家の所得を増やしたいという思いから市が試験的に今、栽培をしている」
トマトを選んだ理由は加工品にも使える汎用性の高さから。
3年前に生産をはじめ、“うららトマト”の名でブランド化を目指しています。
チカポン「採れたてですよ。甘い!そしてみずみずしいですね。果肉が肉厚で」
チカポン「もう、口の中でうららしています。うらららーって」
酒井さん「その表現は初めてです」
温度調整や水遣りなどが自動化され通年栽培が可能な うららトマト。
その味をPRするため、今年から、一般客向けの摘み取り体験を始めました。
酒井さん「新鮮なものを食べていただいて、こういうものなんだとわかってもらいたい。それが今後の市の農業の発展にもつながっていくと思う」
さらに、そのPRに一役買っているのが、地元の温泉旅館。
荒木善行さん(風雅の宿 長生館 総料理長)
「お待たせしました。本日はうららトマトの夏おでんをご準備しました」
チカポン「うわー」
こちらの旅館では、2年前から
うららトマトを使った料理を宿泊客に提供しています。
チカポン「いただきます。だしとの相性が素晴らしいですね。中まで染みていて、また違ったうららトマトの顔が見えました」
荒木さん「トマトは結構和風だしと合う。うららトマトも、そこそこ良い甘さを持っているので本当に仕事がしやすいですね」
料理人が太鼓判を押すその味に、酒井さんも手ごたえを感じ始めています。
酒井さん「このうららトマトが地域に人を呼んで、阿賀野市の活性化の起爆剤になってくれればなと思っています」
チカポン「頑張れ!うららトマト!この味はもう、いろんな人が来ますよ」
酒井さん「ありがとうございます」
チカポン「うらら」
酒井さん「うらら、うらら」
チカポン「うららよ」
酒井さん「うららー」
うららの森農園
阿賀野市村杉3946-167
0250-66-2525
【うららトマトの摘み取り体験】
日程:9月28日(土)~12月1日(日)の土・日・祝日のみ
(体験希望日の3日前までに申し込みが必要)
時間:午前10時~/午後2時~の1日2回
定員:各回15人
料金:大人 500円/小中学生 400円/未就学児 無料
内容:30分食べ放題 ※持ち帰りの場合は有料
問合せ・申込み:うららの森農園管理事務所 0250-66-2525
風雅の宿 長生館
阿賀野市村杉4632-8
0250-66-2111